少し思いついたので書いておきます。
『無敵の反論』と言えば、どういうのがあるでしょうか。
完全に馬鹿になって意味不明な反論をし、何を言っても無駄だと思わせるってのはありますね。
銀河英雄伝説のアッテンボローは、『それがどうした!』が『この世で一番強い台詞』だと言っていました。
それに似たので、『だから?』というのもあります。
まあまともに議論をしようとしている人にとっては、相手がまともに議論するつもりが無いと悟る事になるので、それなりに通用する反論ではあります。
以前紹介した
賢人の知恵なんかもその類ですね。
とにかく話を逸らしたり、終わらせたり、感情に訴えたり、ネタとしては面白いですが、これも上記した反論と変わらないものと言えるでしょう。
それらに比べると、今回の反論方法は少しまともです。
少しまともですが、トンチを少しきかせているのでやはりまともな類のものではありせん。{笑}
先に基本となる部分を言っておきましょう。
ポイントは『自分の頭で考えろ!』です。
例えばですね、地球温暖化に関しての議論だとします。
自分はどちらの立場でもいいのですが、仮に『人間の二酸化炭素排出によって温暖化は起こっていない』と主張したとします。
それに対して相手側は、色々な学者の説や発言を持ってきて主張するわけです。
そこでこう反論するのです。
『私が集めたデータと計算によれば、温暖化は起こっていない』と。
すると当然素人の計算よりも、それなりの人の計算の方が正しいだろうとか、そう言っている人の数を提示してきたりだとか、行動やなんかを主張して馬鹿にしてくると思うのです。
そこで言うのです。
『どこの誰とも知らない人の言葉よりも、私は自分の計算とか考えを信じる。あんたも自分の頭で考えてみたらどうだ?』と。
『私は自分が一番納得できる計算で答えをだしているわけで、私にとってこれ以上の答えはない!』
そしたら聞かれるかもしれません。
どういう計算なのか、考え方なのか。
そこで言うのです。
『自分の頭で考えないと意味がないだろ!!』
他にもこんな反論があります。
陰謀論なんかには、『私ならこうするからこの可能性が高いと考えて何が悪い!』と言うのです。
確実ではない情報に対しても、これで自分にとっての正統制を付ける事ができるのです。
そして聞かれれば言うのです。
『自分の答えは、自分の頭で考えたものが一番だから、自分の頭で考えろ!』
この世のほとんどの情報というのは、誰かが提供したものです。
そして考えも誰かが言った事から影響を受けたりします。
それで納得している人はそれでいいはずなのですが、『自分で考えてみたらどうか?』と言われれば確かにそうかと思う所もありますし、『他人からの情報を鵜呑みにするのか?』と言われれば、確かにその通りでもあるわけです。
歴史の勉強でよく言いますよね。
なんで昔の事が分かるのか?とか、それが絶対だと言い切れるものは何もないとか、どれだけ頑張っても100%はあり得ないわけです。
その隙を突くようなやり方なわけです。
まあこれで相手が納得するかは分かりませんが、少なくとも論破されないですよね。
自分の決めた方向に押し通す事ができます。
ちょっと思いついたので書いておきました。