私が大阪市内で写真に撮ったイネ科の雑草です。
※写真には間違いがある可能性がありますので調べる為の参考程度にご利用ください。
※名前に貼られたリンク先には更に別の写真があったりします。
イネ科の植物は、概ね問題になる毒性がない種です。
雑草といえども食べられるものが多そうですね。
そう考えると、食料自給率は実は高いのではないかと思えてきたわけで‥‥
そんな思いで写真を集め始めました。{笑}
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ヨシ■■イネ目イネ科ヨシ属■■
元々はアシと呼ばれていましたが、悪し(アシ)よりも良し(ヨシ)の方が良いという事でヨシとなったそうです。
茎が細い竹のような植物です。
ヨシ原は自然浄化作用があったり、筍を食べる事ができたり、薬として利用されたり、良い事の多い植物です。
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オカメザサ■■イネ目イネ科オカメザサ属■■
名前は笹ですが、竹類になります。
料理の彩りに葉が使われたりします。
日本原産で各地で栽培されています。
グラウンドカバーとして使われます。
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メヒシバ■■イネ目イネ科メヒシバ属■■
細い一本の茎から、いくつか放射状に穂を分ける草です。
似たものがいくつかあり、オヒシバがよく知られています。
どちらも雑草で、町中でも見られます。
他にもギョウギシバやコメヒシバに似ています。
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オヒシバ■■イネ目イネ科オヒシバ属■■
メヒシバ同様、一本の茎からいくつか放射状に穂が分かれる草です。
メヒシバよりも大きくしっかりした印象です。
日なたに生える雑草です。
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シマスズメノヒエ■■イネ目イネ科スズメノヒエ属■■
一本の茎から一つずつ順番に穂が出て垂れ下がっています。
南アメリカ原産ですが、今では日本のどこでも普通に見られる雑草です。
家畜に好まれる牧草として利用されています。
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タチスズメノヒエ■■イネ目イネ科スズメノヒエ属■■
ほぼ真っすぐに立つのが特徴です。
こちらも南米原産の帰化植物で、今では普通に見られる雑草です。
沖縄ではサトウキビへの害が懸念されています。
牧草利用もされていますが、シマスズメノヒエの方が優れていますのであまり良い所はありません。
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狗尾草(エノコログサ)■■イネ目イネ科エノコログサ属■■
粟の原種とされています。
食べ物として扱われていた時代もあるようですが、今はよく知られる雑草です。
猫じゃらしの草と言った方が分かる人は多いかもしれません。
先のブラシ状になった穂の部分だけを切り取り、上下逆にして握って揉むと、ニョキニョキと出てきます。
子供の頃に遊んだ人も多かったのではないでしょうか。
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ムラサキエノコロ■■イネ目イネ科エノコログサ属■■
狗尾草よりもやや小さく、穂が紫色をしています。
狗尾草の一種ですね。
狗尾草には沢山の種類があるようです。
これも普通に道端などで見られる雑草です。
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チガヤ■■イネ目イネ科チガヤ属■■
先に銀の穂を付ける雑草です。
かつては食べられていた事もあるようです。
定期的な草刈りが行われている場所で見られます。
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小判草(コバンソウ)■■イネ目イネ科コバンソウ属■■
先に虫の幼虫かサナギのような形をした小穂が付きます。
意外と普通に見つけられる雑草ですが、雑草に目を向けていない人は知らない人も多そうです。
元々は観賞用に導入された帰化植物です。
ペットが食べるという話も結構あります。
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姫小判草(ヒメコバンソウ)■■イネ目イネ科コバンソウ属■■
小判草の一種で、かなり小さな小穂を付ける雑草です。
小穂を振るとかすかに音をたてる事から、スズガヤとも呼ばれているそうです。
小判草と同様ヨーロッパから入ってきた帰化植物ですが、小判草が明治時代に対し、姫小判草は江戸時代と少し早いです。
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ムギクサ■■イネ目イネ科オオムギ属■■
荒地や草地で普通に見られる雑草です。
オオムギに似た穂を付ける植物の中で唯一食用とされていない可哀想な草です。
大阪市内では今の所そんなに見られませんね。
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イヌムギ■■イネ目イネ科スズメノチャヒキ属■■
写真手前、ピントの合っていない方がイヌムギです。{汗}
何処にでも生える雑草です。
ペットが食べたりするそうです。
犬が食べるからイヌムギなんでしょうかね。
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カモジグサ■■イネ目イネ科エゾムギ属■■
道端で普通に見られる雑草です。
若芽や実を食用としている国もあるようです。
小穂に芒(のぎ)と言われる長い針状の毛があります。
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アオカモジグサ■■イネ目イネ科エゾムギ属■■
カモジグサと同様、色々な所で見られる雑草です。
カモジグサと比べて小穂や芒(のぎ)が紫っぽくならず、白っぽくもならないようです。
濃い緑色をしています。
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ネズミムギ■■イネ目イネ科ドクムギ属■■
何処でも見られる雑草です。
カモジグサなどと比べて小さいです。
直立、或いは横に倒れるくらいで、概ね穂は垂れません。
ドクムギ属ですが、毒はなさそうです。
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クサヨシ■■イネ目イネ科クサヨシ属■■
穂が真っすぐに立つのが特徴です。
高さが2m近くまで伸びる事もあるようです。
写真のは1mにも満たない程度だったでしょうか。
水辺に生えるそうですが、写真のは河川敷で水辺からは少し離れていました。
もしかしたら別ものかもしれません。{汗}
※※番外編※※ここからはイネ科ではなくイネ目です※※
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メリケンガヤツリ■■イネ目カヤツリグサ科カヤツリグサ属■■
湿地に生える帰化植物です。
茎の先に花序があり、その根元の部分に長き葉があります。
カヤツリグサの特徴ですね。
■■イヌクグ■■イネ目カヤツリグサ科カヤツリグサ属■■
カヤツリグサの仲間で、乾燥した場所に生える植物です。
カヤツリグサと同様に、茎の先に花序があり、その根元から長い葉が広がっています。
雑草ですが、そんなに多く生えているものではなさそうです。
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ゴウソ■■イネ目カヤツリグサ科スゲ属■■
湿地に生える多年草で、大きな穂を付けます。
先に茶色い穂をつけ、その下に提灯のように吊るされた実が並びます。
芒(のぎ)の無い麦の穂が垂れ下がっているような感じです。
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ミコシガヤ■■イネ目カヤツリグサ科スゲ属■■
絶滅が危惧されている植物です。
湿地に生えます。
近畿から北で見られます。
あまり見られないようで、写真に撮れたのはラッキーでしたね。
一部曖昧なものは載せていませんので、イネ科以外も含めて更に調べたい場合は、
こちらもご利用ください。
写真から名前を調べたい場合は
こちらをどうぞ。